何歳までなら目指せるのかな?
監査法人への就職に年齢は関係あるのかな?
こういった疑問にお答えします。
こんにちは、公認会計士のなおです。
公認会計士を目指したいけど、年齢が気になる方は多いのではないでしょうか。
特に社会人を経験して公認会計士になりたいと思っている方や、公認会計士の勉強を始めたけど、なかなか合格できない人にとって年齢は気になるのではないでしょうか。
結論として、公認会計士になるのに年齢は正直関係ありません。
何歳であっても、公認会計士を目指したい、公認会計士になりたいという強い気持ちがあれば目指した方がいいです。
一方で、試験合格後多くの人が行く監査法人への就職では年齢が少し関係します。
なのでこの記事では、
この記事の内容
年齢別合格者数
監査法人に就職できる年齢
公認会計士になった後の転職における年齢制限
について紹介したいと思います。
公認会計士のなり方に関する記事はこちらを参考にしてください。
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公認会計士試験合格者の年齢調
まずは、直近の公認会計士試験合格者の年齢表です。
引用:公認会計士・監査審査会(CPAAOB)
20代が全体の8割、30代が全体の1割を占めており、20~30代で9割を占めています。
合格者の平均年齢は25.5歳となっています。
数は少ないですが、40代50代60代での合格者もいる状況です。
20~30代に合格者が多い理由
上でも記載しましたが、20~30代での合格者で9割を占めています。
私も20代で公認会計士試験に合格しましたが、公認会計士試験は頭の良さもそうですが、それよりも忍耐力、体力勝負の試験です。
短答式試験では1科目で1~2時間の試験を4科目の合計5時間の試験を1日で行い、
論文式試験では、1科目2~3時間の試験を7科目3日間にわたって行います。
また、これらの試験を受けるのに、2~3年平均して6,000時間ほど勉強しなければならないので、体力のある20~30代に合格者が多いという結果になっています。
最近では、勉強する時間を多くとれる大学生での学生合格が多いため、平均年齢が低下している要因にもなっています。
40代~60代の合格者もいる
数は少ないですが、40代~60代の合格者も毎年います。
直近の合格者の最高年齢は61歳です。
家庭の状況や仕事での責任と色々な状況下で勉強していることが予想されるので、合格者は少ないですが、
40~60代の方でも諦めずに頑張れば合格できるというデータになっています。
ただ、40代~60代での合格者は、下で紹介する大手の監査法人での就職が難しくなるので、注意が必要です。
40代~60代で公認会計士試験に挑戦する方は、独立を目指したり、キャリアアップのために目指す人が多いです。
監査法人に就職できる年齢
BIG4と呼ばれる大手の監査法人に就職するにはある程度年齢に制限があるのが現状です。
前職があるかないかで年齢制限が変わるので、場合分けして紹介します。
前職がある場合
前職がある場合は、30代後半でも大手の監査法人に入社できる可能性があります。
前職が経理だったとか経営戦略に携わっていました等、会計士の業務と親和性がある職種であれば、30代後半でも採用の実績はあります。
一方で、前職があっても美容師や料理人などの会計士と全く関係のない職種であれば、30代前半までが目安になります。
前職がない場合
前職がない場合は、30代前半までが大手の監査法人に入る目安になります。
40代になってしまうと厳しいのが現状です。
公認会計士試験の合格者の平均が20代ですので、監査法人に入社する人はほぼ20~30代の方です。
その中で、新人として40代・50代・60代の方が入社した場合、先輩が年下になるので、組織的にもおかしな構造になってしまいます。
前職がなく40代を超えて公認会計士を目指したい場合は、大手の監査法人ではなく中小の監査法人や公認会計士が所長を務める会計事務所へ入社を希望するといいでしょう。
BIG4と呼ばれる大手の監査法人は4つしかないですが、中小の監査法人や会計事務所は沢山あります。
数が多いだけに、BIG4よりもワークライフバランスの取れた働き方ができるところや非常勤の時給が高いところなど沢山ありますし、
大手の監査法人は、ほとんどの人が転職するので定年まで大手の監査法人にいるなんて人はほんの一握りです。
ですので、現時点で40歳を超えてしまっていても公認会計士になることを諦める必要はありません。
公認会計士になった後の転職に年齢は関係ある?
公認会計士が自由に未経験の分野に転職できるのは30代までというのが現状です。
日本の組織では、年功序列の組織が多いので、40代になると管理職の求人が多くなります。
その中で、監査以外の分野で管理職以外の転職となると、自由に転職できるのは30代までというのが現実です。
しかし、公認会計士資格を取得すると、新卒では入社することが難しいといわれる企業でも簡単に内定獲得でき、公認会計士の転職先も色々あります。
公認会計士の転職先・年収に関する記事はこちらを参考にしてください。
【公認会計士転職】公認会計士の転職先・想定年収について紹介
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公認会計士試験の受験勉強はいつからすべき?
公認会計士試験の受験勉強は、早ければ早い方がいいです。
先述しましたが、頭の良し悪しよりも忍耐力、体力勝負で、どれだけ諦めずに専門学校の勉強について行き最後までカリキュラムをこなすことができたかが勝負です!
専門学校のカリキュラムを最後までを終えずに挫折する人がほとんんどで、
逆を言えば、最後までカリキュラムをこなすことができれば、複数受験になっても最後まで諦めずに頑張り続ければ合格できる、そんな試験です。
公認会計士になると、以下のようなメリットがあります。
メリット
・年収が高い
・社旗的な地位や名誉が得られる
・大手企業の内部情報を知れる
・就職先が引く手あまた
・転勤がない
・在宅ワークできる
・税理士、行政書士の登録できる
詳細はこちらの記事を参考にしてください。
公認会計士になることで得られるメリット・デメリットを一挙紹介!!
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上記のような普通では得ることのできないメリットが公認会計士になると沢山あります。20代~30代であれば、年齢を気にする必要はないですし、
40歳を超えているなら、忍耐力、体力のあるうちに早く勉強を始めましょう。
合格するまで諦めずに勉強し続ける精神をもって勉強をしてみてください。
専門学校の比較記事はこちらを参考にしてください。
【公認会計士試験】専門学校比較!おすすめの専門学校、費用、合格率などを比較
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公認会計士試験の勉強時間に関する記事はこちらを参考にしてください。
【公認会計士試験】これがリアルな公認会計士試験の勉強時間、8,900時間!
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おわりに
年齢別合格者数、監査法人に就職できる年齢、公認会計士になった後の転職における年齢制限について紹介しましたが、いかがでしょうか。
大手の監査法人に入りたい場合は前職のありなしで年齢に制限がありますが、基本的には公認会計士になるのに年齢は関係ないです。
年齢に制限がなく誰でも受験でき一発逆転できる国家資格です。
2~3年の勉強で取得できる国家資格は公認会計士くらいなので、是非最後まで諦めずに挑戦してみてください。
一番おすすめの専門学校は、私も実際に通って公認会計士試験に合格したところですが、東京CPA会計学院という専門学校です。
東京CPA会計学院は、合格率がかなり高く、テキストや答練の質、講師のわかりやすさなど、
どれをとっても大手の専門学校より高い評価があり、東京CPAを信じて勉強を継続すれば裏切られることはない専門学校です。
カリキュラムや料金の情報については資料請求した情報が最新かつ正確ですので、資料請求して情報収集してください。
東京CPA会計学院に関する記事はこちらを参考にしてください。
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