公認会計士

公認会計士の福利厚生てどうなの?有休消化はできてるの?

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未来

 

公認会計士の福利厚生てあるのかな?
激務て聞くけど有休てちゃんと消化できるのかな?

 

こういった疑問にお答えします。

 

こんにちは、公認会計士のなおです。

 

公認会計士になりたいけど、福利厚生にどんなものがあるのかや有休消化はできているのか疑問に思っている人は、多いのではないでしょうか。

 

公認会計士試験に合格後、多くの人は監査法人に行きます。

 

監査法人に福利厚生があるのか、どういった福利厚生があるのか、

 

また激務のイメージのある監査法人ですが、有休は消化できているのかについて紹介したいと思います。

 

法定福利厚生

法定福利厚生とは、事業者が負担すべき福利厚生として法律によって義務付けられているものです。

法定福利厚生

・医療保険

・介護保険

・厚生年金保険

・労働保険

医療保険

日常生活でけがや病気をしたときに使う保険で、医療費が3割負担になる制度です。

 

医療保険は、どこに所属しているかで加入する保険が変わります。

 

企業に勤めていれば健康保険、公務員であれば共済組合、自営業や学生であれば国民健康保険に加入することになります。

 

公認会計士の場合は、監査法人や組織内会計士として企業に所属する方が大半なので、健康保険になります。

 

企業と従業員で折半され、給料から天引きされます。

介護保険

介護保険は、介護が必要になったときに必要な介護サービスを受けることができる保険で、40歳以上が加入します。

 

介護保険も事業者と折半になります。

厚生年金保険

厚生年金保険は、老後の所得保証の役割を果たしていて、年金になります

 

厚生年金保険料の負担は、所得の金額により異なり、事業者と従業員とで折半になります。

労働保険

労働保険は労災保険と雇用保険の総称です。

 

労災保険

労災保険料は事業者が全額負担してくれているので、気付いていない人がほとんどですが、仕事中に事故に巻き込まれた、仕事上で病気やけがをした場合などに支払いが受けられる保険です。

 

労災保険料は全額会社負担です。

 

雇用保険

雇用保険は、失業して収入が不安定になった場合に求職者の所得を補償するための保険です。

 

失業してハローワークに申請すると支払いを受けることができる保険です。

 

雇用保険料は、給与によって異なりますが、従業員が支払う保険料は少ないです。数千円ほどです。

 

法定外福利厚生

法定外福利厚生とは、法律とは関係なく会社が独自に行う福利厚生です。

法定外福利厚生の例

通勤手当

住宅手当

社員食堂

慶弔見舞金

財形貯蓄等

 

通勤手当

通勤手当とは、自宅から会社までの通勤にかかった費用を会社が負担してくれるものです。

 

住宅手当

住宅手当で代表的なものは、家賃をいくらか負担してくれる家賃補助です。

 

他にも社宅や寮の提供や、住宅ローンの補助など会社によって色々とあります。

 

社員食堂

社員食堂は、その名の通り、社員のための食堂で、普通の外食より安く食事ができたり、会社によっては、無料で食事をすることができるところもあります。

 

慶弔見舞金

結婚や出産、葬儀を行った場合などに見舞金をもらうことができる制度です。

 

財形貯蓄

財形貯蓄とは、毎月の給料から一定額自動で貯蓄され、住宅を購入する際や、子供の教育費などお金が必要なときのために備える制度です。

 

計画的な貯蓄が苦手な人でもお金を貯めやすいメリットがあります。

 

大手監査法人の福利厚生

監査法人トーマツ

監査法人トーマツ内容
給与月額給与305,000円(昨年実績)
賞与年3回(6月、9月および12月)
休日、休暇土曜、日曜、祝祭日、年末年始休暇、年次有給休暇、受験有給休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、配偶者出産休暇、育児休暇、育児参加奨励休暇、介護休暇、看護休暇、通院等特別休暇、夏期休暇、トーマツ休日など
社会保険健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険
各種手当時間外勤務手当、休日出勤手当、深夜時間外勤務手当、通勤手当、出張手当など
各種制度育児コンシェルジュサービス、ベビーシッター利用補助制度、繁忙期における臨時託児サービス、

トーマツ健康保険組合のカフェテリア方式による育児・介護補助クーポンやスポーツクラブ・各種宿泊施設の割引など充実した福利厚生制度

その他実務補習所費用、公認会計士協会登録費用・年会費を全額法人負担、公認会計士開業登録関連費用(修了考査対策講座受講料、修了考査受験料)の法人負担

https://recruit.tohmatsu.co.jp/recruiting/requirements

あずさ監査法人

あずさ監査法人内容
給与305,000円(首都圏手当10,000円含む)
賞与年2回
手当時間外勤務手当、休日勤務手当、深夜勤務手当、通勤交通費全額支給(上限:所得税非課税額)
昇給年1回
休日土・日曜、祝祭日、創立記念日、年末年始
休暇年次有給休暇、リフレッシュ休暇、慶弔休暇、ボランティア活動休暇、裁判員等休暇、試験休暇、子の看護休暇、配偶者出産休暇
休業産前産後休業、育児休業、介護休業、フレキシブル・ワーク・プログラム(妊娠・出産・育児・介護を理由とする休業や時短勤務)あり

http://www.recruit.azsa.or.jp/recruit-02.html

新日本監査法人

新日本監査法人内容
給与月給(首都圏)320,000円 月給(地区)317,000円 ※昨年実績
賞与:6月、12月 年2回支給
昇給:年1回 10月
手当:時間外手当、休日出勤手当、通勤手当(全額支給)、出張手当等
勤務時間9:30~17:30((うち休憩1時間)
※選択型シフト勤務制度あり
※時間外勤務あり
※変形労働時間制適用の場合あり
休日・休暇等土曜日、日曜日、国民の祝日(ただし法人が指定する祝日は除く)、年末年始、創立記念日、その他法人が認めた臨時休日、有給休暇(法定以上)、慶弔休暇、配偶者出産休暇、妊活休暇(無給)、看護・介護休暇、ボランティア休暇、試験休暇(実務補習所修了考査等)
育児・介護育児・介護に伴う休業制度およびフレキシブルワークプログラム(勤務時間の短縮等)あり
社会保険健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
福利厚生【保険制度】
団体所得補償保険(補助金制度)、団体医療保険、海外旅行保険(海外出張の場合)、総合福祉団体定期保険等
【DC制度】
選択制企業型確定拠出年金(CODA)
【クラブ活動】
野球部、サッカー部、バスケットボール部、テニス部、スキー・スノーボード部、フットサル部、剣道部、ゴルフ部、ランニング部、着付部、華道部、陶芸部、茶道部、カラオケ部、トレッキング部、フランス語部、サウナ&スパ部等
【ベビーシッター利用料等補助制度】
個人契約ベビーシッター派遣会社、及び、その他のサービス(延長保育料等)に対する補助対象の利用料の60%補助
【法人契約スポーツクラブ】
コナミスポーツ、ルネサンス
【メンバー制の別荘】
日本オーナーズクラブ、星野リゾート・トマム等
実務補習実務補習所への通学を優先しており、出張等は重ならないよう配慮し、泊り込み補習、
また論文提出の際も最大限の便宜を図っております。
その他●公認会計士協会登録費用、年会費等を法人で全額負担しております。
●ノート型パソコンを全員に貸与します。
●在宅勤務制度あり。

https://www.shinnihon.or.jp/recruit/recruit/career_guide.html

あらた監査法人

あらた監査法人内容
給与月給制 367,700円(前年実績)

基本給290,000円、みなし時間外勤務手当、月30時間分(77,700円含む)、超過分は別途支給

昇給・賞与昇給年1回、業績賞与年1回(業績・貢献度に応じて支給)
休日土・日曜、祝祭日、年末年始休暇(12月29日~1月3日)、統合記念日
休暇年次有給休暇(年20日)、メディカル休暇、リフレッシュ・ヘルスケア休暇、慶弔休暇、試験休暇、出産特別休暇(有給)、育児特別休暇(有給)、介護特別休暇(有給)、子の看護休暇、公傷休暇など
諸手当時間外勤務手当、リモートワーク費用補助、出張手当など

通勤交通費については、別途支給いたします。

福利厚生各種社会保険加入(健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険、労災保険など)、退職金制度(確定拠出年金、公認会計士企業年金基金)、慶弔見舞金、団体生命保険、長期所得補償保険、資格取得支援制度、契約施設・ホテル・スポーツクラブなど割引利用、各種クラブ活動(PwC Funs)、ベビーシッター補助、保活支援サービス、カウンセリング制度など

https://www.pwc.com/jp/ja/careers/mid-career-a/recruiting-info/recruiting-info2020.html

監査法人に共通点してある法定外福利厚生

共通してある福利厚生の例

・カフェテリアプラン

・公認会計士登録費用等(登録費用、準会員登録費用、補修所の費用、修了考査の費用、修了考査の受験料)

カフェテリアプラン

カフェテリアプランとは、毎年健保から支給されるポイントを利用して、健康診断のオプション、生活用品、健康用品、ジムやマッサージや娯楽施設の利用券など様々なものに引換えて利用することができます。

 

監査法人によって毎年の支給額は異なりますが、約3万円ほど支給されます。

 

私は、温泉施設の利用券やエステの利用券、健康診断(成人検診)につけることができるオプション(胃カメラや婦人科検診など)などに使っていました!

 

普段は行かないエステも無料だったら行きたくなりますよね(笑)

 

公認会計士登録費用など

公認会計士試験(論文式試験)に合格後、公認会計士準会員の登録や補修所に通うことになります。

 

その際に係る費用を監査法人は負担してくれます。

 

また、論文式試験合格後、約3年後に修了考査を受験しますが、その費用や合格後の公認会計士登録費用、会費の費用なども負担してくれます。(総額30万ほどです。会費は毎年約10なのでめちゃめちゃでかいです!)

 

監査法人に共通してない福利厚生

共通してない福利厚生

住宅手当

社員食堂

住宅手当

住宅手当は、大手監査法人には共通してないです。

 

しかし、住宅手当がなくても給料が高いので、不自由に感じたことはないです。

 

社員食堂

社員食堂も監査法人にはないです。

 

コロナ前は基本的には、クライアントに行っての作業が多かったので、(今はどこも在宅)

 

事務所で食事を取る人が少ないので社員食堂は設けられていないです。

 

有休消化はできる?

監査法人では、年次にもよりますが、毎年2週間ほど有休が付与されます。

 

そして年間に5日間は必ず有休を使わないといけなく、多くの人が付与された有休を完全に使い切ります。

 

監査法人では、4月~6月にくる3月決算の期末監査の忙しい時期を除いて、割とハードルなく有休を消化することができるので、8月9月の閑散期に取る人が多いです。

 

なので、問題なく有休を消化できます。

 

おわりに

監査法人における公認会計士の福利厚生、有休消化について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

 

住宅手当以外は他の民間企業と大差ないのではないでしょうか。

 

多くの企業である住宅手当が監査法人にはないことが大きいですが、その分給与が高く、入社後4年~5年もすれば年収800万ほどになるので特に問題に感じたことはないです。

 

これから公認会計士になりたい方は、安心して目指してください!

 

公認会計士試験の専門学校に関する記事はこちらを参考にしてください。

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