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【簿記1級】難易度や合格率、各科目別勉強方法、勉強時間、おすすめの専門学校を比較!

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簿記1級の勉強てどうすればいいんだろう?

勉強時間はどのくらいなんだろう?

難易度はどのくらいなんだろう?

 

こういった疑問にお答えします!

 

こんにちは、公認会計士のなおです。

 

日商簿記1級はむずかしい試験です。複数回受験となることも多々あります。

 

合格したい方にとっては、合格したひとがどうやって勉強していたのかについて興味がある人は多いのではないでしょうか。

 

日商簿記1級の勉強時間や難易度、勉強方法について解説していこうと思います。

 

私は、日商簿記1級を大学3年生のころに、約1年勉強し取得しました。

 

簿記1級の難易度、合格率

簿記1級の合格率は約10%です。

 

下表が直近10回分の合格実績になってます。

受験者数実受験者数合格者数合格率
157(2021.2.28)7,785名6,351名502名7.9%
156(2020.11.15)10,078名8,553名1,158名13.5%
155(2020.6.14)中止
153(2019.11.17)9,481名7,520名735名9.8%
152(2019.6.9)8,438名6,788名575名8.5%
150(2018.11.18)9,852名7,588名680名9.0%
149(2018.6.10)9,429名7,501名1,007名13.4%
147(2017.11.19)10,675名8,286名487名5.9%
146(2017.6.11)9,064名7,103名626名8.8%
144(2016.11.20)11,062名8,416名783名9.3%

 

また、簿記1級は、公認会計士や税理士を目指している人が多く受験するので、受験する母集団もレベルが高いので、難易度の高い試験となっています。

 

必要な勉強時間

簿記1級の勉強時間は、500~700時間といわれています。

 

簿記2級と比べ難しいので、人によっては、1,000時間かかってしまう人も少なくないです。

 

半年で合格を目指す方は1日4時間1年で合格を目指す方は1日2時間が目安です。

 

ちなみに、私は公認会計士試験の受験前に簿記1級を1年かけ勉強しましたが、合格までに約700時間かかりました。

 

簿記1級の各科目ごとの勉強方法

勉強している画像

 

簿記1級の勉強方法は簿記3、2級と同じで、テキストと問題集からインプットをし、直前期に過去問と予想問題集を行うという大きな流れは変わらないです。

 

ただ、簿記2級までと異なるのが、過去問の取り扱いです。

 

勉強を始めて、1か月くらいたった時に1度過去問を解いてみましょう

 

1回過去問を解くことで、ゴールを明確にすることができるので、どういったレベルの問題がでるのか、どこまで勉強すればいいのかがわかるので、非常に効果的です。(ゴールを見るためなので、全くできなくてOKです!)

 

また、簿記1級は2級までと異なり、試験範囲が膨大なので、テキストと問題集を1周やっただけでは身につきません。

 

身についていない状態で直前期になって過去問を行っても効果はあまり期待できないです

 

ですので、テキストと問題集を予備校やWeb受講に合わせて、複数回、復習を行い、論点ごとに理解を深めた状態で過去問を行う必要があります。

 

だいたい直前1か月半くらい前から本腰を入れて過去問を解き、できなかったところと周辺論点をテキストと問題集に戻って復習し、さらに理解を深めていく作業を行う必要があります。

 

ここからは、各科目ごとの私が実際に行っていた勉強方法です。

 

商業簿記の勉強法

ポイント

仕訳の暗記

複数回、復習を行う(はじめのうちはできれば毎日どこかの論点にふれる)

 

商業簿記は、簿記2級までと同じで、問題文をよみ、仕訳がおこせるようになることがゴールですので、ひたすら、仕訳の暗記をしていました。

 

また「連結会計」「企業結合会計」では、仕訳+タイムテーブルも問題文を読んだら、反射的に書けるようになるまで練習していました。

 

さらに、復習を行う回数も重要で、1回では足りないので、次の講義までに2.3回は復習することをおすすめします。

 

これが重要なポイントで、全講義後の復習回数が1回だけの場合、全講義受け終わった後には、最初に受けた講義の内容はほぼ100%忘れています!

 

時間を空けて、複数回、復習を行うことで、直前期に過去問をやったときにスムーズに進めるので効果的です。

 

日頃の学習は、過去問をやったときに、あれ?この仕訳なんだっけ、これどうやって解くんだっけ?となる論点をいかに少なくできるかが勝負です。

 

会計学の勉強法

ポイント

会計用語の暗記

商業簿記の勉強

会計学は簿記1級からの範囲ですが、商業簿記の勉強+理論の勉強で対応できます。

 

会計学で出てくる理論は、穴埋めであることがほとんどなので、会計用語についてはしっかり暗記する必要があります。

 

とはいっても、商業簿記のテキストに書かれているところから出るので、毎回の講義受講の復習に合わせて、会計用語については、テキストに線をひいて暗記していけば大丈夫です。

 

計算部分は、商業簿記より平易であることがほとんどで、商業簿記を勉強していれば解けるようになっているので勉強方法は変わらないです。

 

原価計算の勉強法

ポイント

理解中心の勉強

原価計算も1級からでてくる科目です。

 

「意思決定会計」「予算実績差異分析」「CVP分析」「活動基準原価計算」などとっつきにくい論点があり、問題もパターン化されておらず、現場対応できるか否かが勝負になることが多い科目です。

 

ですので、暗記に頼った勉強法ではなく、理解中心で勉強することをおすすめします。

 

まずは、テキストと問題集を理解中心で勉強し、その後、過去問を解いてみて、解説をじっくり読みましょう。自分がどこで間違えたのか、どこにひっかけがあったのか、1問1問じっくり考えながらやることが重要です。

 

工業簿記の勉強法

ポイント

図がかけるようになること

工業簿記は2級からある科目で、2級よりもさらに範囲が広くなり難しくなります。

 

工業簿記の学習ゴールは、図が書けるようになることです!

 

図が書けてしまえば、計算はそれにそって行うだけなので、図が正しく書けるようになっていることが重要です。

 

以下の計算でそれぞれの図が瞬時にかけるようになっているかどうかが、問題を解けるかの分かれ道になります。

ポイント

部門別原価計算

直接標準原価計算

標準工程別原価計算

実際工程別総合原価計算

工業簿記は、問題量が多く、一見難しそうに見えるので面食らうことが多く、問題をみて理解してきたころには時間が足りずにできなかったということが多々あります。

 

そうならないために問題をみて図を反射的に書けるように練習することがとても重要です。

 

簿記1級のおすすめの専門学校比較(独学に限界を感じた人向け)

PCとテキスト

独学で勉強を始めたけど、難しくこのまま続けていて合格できるか不安に思っている方は、専門学校に通うことをおすすめします。

 

簿記1級は、試験範囲も広く、難解な試験問題なので、一部の天才を除いて独学で戦うのには限界があります。

 

独学で少しでも不安があるなら、はやめに専門学校に通った方がいいです。

 

専門学校に通うことで、分からないことも明確にできますし、試験までの勉強スケジュールなど、

 

管理されるのでモチベーションを維持しやすく、最短で合格できるようになります。

 

独学で不安を抱きながら勉強をして受かるか受からないかわからない試験に挑むより、

 

早いこと専門学校に通って、確実な合格を目指す方が、将来明るくなるのではないでしょうか。

 

以下おすすめの簿記1級の専門学校を比較しています。ご自身に合いそうな予備校を是非選んで下さい。

 

コスパを重視したい方

専門学校料金(1年コースで比較)
ネットスクール124,000円
クレアール132,000円(割引価格で88,440円)

 

コスパ重視の方には、ネットスクールとクレアールがおすすめです。

 

大手の専門学校に比べ価格が安いのが特徴で、どちらもWebでの受講で、いつでもどこでも自分のペースで受講でき、

 

わからないところはクレアールでは電話、メール、インターネット通話で、

 

ネットスクールでは受講生専用のSNSで質問できるので、質問体制がしっかりしています。

 

また、クレアールでは、担任制がとられており、学習の進捗管理や進め方等を、その都度アドバイスしてくれる担任が付きます。

 

「一人で勉強していくのが心配」「難しい試験なので合格できるか心配」「続けられるか心配」などの不安を解消できるので、モチベーションを維持しながら学習ができます。

 

ネットスクールに関する詳しい記事は以下に記載しています。

Web学習の画像
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公認会計士や税理士を目指している方におすすめの専門学校を比較

専門学校料金(割引前価格)
大原178,700円
TAC192,300円
東京CPA会計学院144,000円

 

簿記1級の先に公認会計士や税理士資格の取得を目指そうと考えている方は、公認会計士、税理士講座がある専門学校での受講をおすすめします。

 

なぜなら、公認会計士や税理士講座が割引の対象になるのでお得に受講できるからです。

 

大手の専門学校なので価格は、ネットスクールやクレアールと比較すると高くなってしまうのですが、入学金や受講割引を考えるとお得になります。

 

税理士を目指す方は大原が、公認会計士を目指す方は東京CPA会計学院がおすすめです。

 

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おわりに

日商簿記1級の勉強時間や難易度、勉強方法について記載しましたがいかがでしたでしょうか。

 

簿記2級まではすんなり合格できた人でも、簿記1級でつまづく人は多くいます。

 

過去の私も見事につまづきました。。

 

私の過去の経験から、授業ごとの復習回数(わからないことをわからないままにしないこと)が直前期に過去問をやったときに点数を飛躍的に伸ばせるかどうかの分かれ道です。

 

また簿記は反復練習が大切なので、できるだけ毎日やりましょう。

 

毎日やることで、仕訳や図をかくことが自然と身体が覚えていくのと、記憶の定着も図れます。

 

講義ごとの復習を複数回おこなうこと、少しでも毎日勉強すること、簿記に触れることを心掛けて簿記1級を突破してください!!

 

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