こんにちは、公認会計士のなおです。
管理会計論は、頭では理解していてもできるときとできないときがありますし、苦手意識を持っている人は多いはずです。
過去の私ももれなく管理会計苦手でした。
今回は、私が短答式試験に合格したときにやっていた管理会計論の勉強方法について伝授します。
ちなみに、私は短答式試験を3回受けています。2015年12月に合格しました。
短答式試験の成績は1回目56%、2回目63%、3回目65%(問題が難しく合格基準が60%に下がった回でした)でした。
短答式試験3回も受験した理由としては、はじめの勉強方法を誤っていたから時間がかかってしまいました。
このブログから皆さんはもっと早く合格できる勉強方法を盗んでください!!
管理会計論の勉強方法
授業の受け方、復習の方法
個人的に公認会計士試験の一番の肝となると考えているのが、この授業の受け方と復習方法です。
どの授業にも共通していることですが、授業は、必ず自分が集中できる、効率がよい方法(Webなり教室受講なり)で受けてください。
必ず教室で受けないといけないとかは全くありません!(Web受講をつけていない人には申し訳ないですが。)
教室で他の受講生と一緒に受ける方が集中する人もいるし、1人でWebや音声を聞いて、わからないところを何回も聞きながら受けた方が効率よくできる人もいます。
なので、ご自身がどのタイプなのかは早めに認識して実行してください。
途中からは、Webで1.5倍速で見た方が時間を短縮でき、その分復習時間に充てられると思いWebで見ていました。
次に肝心なのは、授業を受けた後です。
わからなかったところは、その日中や、次の日中には理解できるようになることが重要で、復習を絶対に後回しにしないことです。
そして、復習のやり方も重要です。
皆さんは授業を受けた後に復習していますか?
何回していますか?(ここが重要です!)
次の回の授業までに1回の復習は、ある程度の方はできています。でも、複数回、復習することに重きを置いている人は少ないじゃないでしょうか。
人間は忘れる生き物です。復習は、1回やっただけでは、1か月後、2か月後にはほとんど忘れていて、身についていないです。
そのままの状態で、アクセス答練や、短答答練の時期になってしまったら、テキストや問題集を復習するのに時間がかかってしまい、復習不足で答練に望むことになりかねないです。
そうなると、記憶力のいい人は本番までに追い付ける可能性はありますが、私は無理でした。
本番は、当たり前ですけど、テキストの全範囲が試験範囲です。
なので、全範囲を答練が始まった段階で記憶の定着を促し始めても本番までに、入れた知識を自由に取り出せるところまでいかないので、試験中に時間が足りなくなったり、解法がすぐにでてこなかったりで、結果として不合格になってしまします。
答練で悪い点数を取ること事態はいいのですが、原因が復習不足で、問題をみて処理の方法が思いつかないレベルだとかなり厳しいです。
そうならないために、授業がある段階で1回1回復習を行い、時間をおいて何回か行って下さい。
答練が始まるまでに、ある程度記憶が定着していて、答練でアウトプットの方法(インプットではない)を学んでいくことができるような人が1回で合格します。
復習のタイミングに関しては、別記事で書いたので参考にしてください。
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復習するときのポイント
皆さん復習はどうやっていますか?
テキスト読んで、テキストの例題といて、問題集やる人が大半だと思います。1回目の復習はそれだけでも大丈夫ですが、
2回目以降はそこにプラスで、テキストの見出し、問題集の見出しをみて、ボックス図が書けるか、解法が頭にうかぶか、論点がすぐでてくるかを確かめてください。
これがスラスラできるようになれば、復習完了です。
たぶん1か月後にみると、あれ?なんだけな?となる箇所はでてくると思うので、なかなか完了しないですが。。
これを続けることで、答練の時期に、答練の範囲を復習する際に、効率よくでき、答練でも、アウトプットの練習の場として訓練できるので、1発で合格しやすいです。
理論の勉強方法
基本的には、計算をやっている中で、自然と身についてきたので、多くの時間を費やした記憶はないですが、
専門学校では、短答の理論問題集が配られるので、それを授業の復習にあわせてやるのと、電車の中などの隙間時間でやっていました。
原価計算基準については、読まなくていいという人と読んだ方がいいという人がいて、どっちだよと思った記憶がありますが、
結論からいうと私は、合格したとき読んでいました。全部頭から読むのは電車の中だけで、基本的には、答練や問題集で出たところにマーカーを引いてそこを中心的に読んでいました。
間違っても全部を万遍なく暗記しなければならないとは思わないでください。全部を暗記するのはすごい時間がかかりますし、その時間があれば、他の科目に充てた方が絶対にいいです。
アクセス答練
アクセス答練は、TACの呼び方ですが、朝7時くらいに行われる、計算を訓練する答練です。
朝が弱い人には地獄ですよね。
わたしは朝凄い苦手なので、朝6時代の電車にのってTACに行くのが辛かった記憶があります。
冬の時期だと、まだ外は暗く寒いし朝6時代の電車にのって太陽を電車の中で見ていました(笑)今では、いい思い出ですが、当時はつらかったです。
これを読んでいる皆さんもきっとそうおもっているのではないでしょうか。つらいですよね。
でも、つらいですがアクセス答練はちゃんと受けましょう!!!
ほんとにいい問題で、10回~15回くらいあるのですが、全部解くことで、計算問題の試験範囲を網羅できるので、これと戦わずして、勝ちはないです。
アクセス答練は受けたら、すぐ復習してください。
そして、できなかったところは、なぜできなかったかを必ず明確にしてください。
テキストの読込が甘かったのか、ボックス図の書き方を間違えたのか、時間が足りなかったのか、なんで時間がたりなかったのか、などを明確にすることが重要です。
ただでた問題を復習するだけではないです。
アクセス答練の復習は、解説を読むだけではなく、必ずテキストまで戻ってください。
テキストのここにこの解法が書いてあって、論点はこうで、こういうひっかけも考えられるから注意しよう。といった感じですべてのアクセス答練を復習するとかなり力がつきます。
短答答練
勉強の方法はアクセス答練と同じです。
答練を受けて、その日中に解説を読んで理解し、できなかったところを解きなおし、テキストに戻るの繰り返しです。
テキストに戻る際に、テキストの該当箇所にラインマーカーを引き、答練で出たことが分かるようにするのもポイントです。
理論に関しては、原価計算基準のところは、原文に線を引いて、読み込んでください。
まとめ
短答式試験の管理会計論の勉強方法について記載しましたが、いかがでしたでしょうか。
意外と普通だなと思いませんか?
合格する人が、特殊な勉強方法を行っているわけではないです。これらを愚直にやれるかどうかで合否が決まると思ってください。
逆に言うとこれだけです。管理会計論は時間がない試験ですし、埋没問題もでます。なので、時間をかけすぎて、他の勉強をおろそかにしないでください。
皆さんの合格を心から祈っています!!!!試験頑張ってください!!!
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