こんにちは、公認会計士のなおです。
企業法は、覚えることが多く、問題集の数も多く、やってもやってもなかなかできるようにならないと思っている方は多いのではないでしょうか。
当時の私も同じような不安を抱えていたのですが、勉強方法は人それぞれと思って自分の方法を信じてやっていましたが、効率が悪かったです。
効率よく短答合格できる勉強方法を早くから知っていればもっと早く合格できたのにと思ったので、わたしが短答式試験合格したときに行っていた企業法の勉強方法について具体的に説明しようと思います。
ちなみに、私は短答式試験を3回受けています。
勉強時間は人並みにはとっていたけれど、やり方が不十分で3回という結果になったと思っているので、
このブログから皆さんはもっと早めに合格できる勉強方法を盗んでください。
この記事の信頼性
私は短答を3回目で合格しています。短答の企業法に関しては、1回目50%、2回目65%、3回目75%でした。
企業法は、勉強の仕方が分からないところから模索し、点数を上げた経験から皆さんの役立つ情報を共有できれば幸いです。
企業法の勉強方法
授業の受け方
はじめ、短答1回目の時は、企業法の授業を教室で受けていました。
これが失敗だったと思っています。企業法は他の科目と違って、私は授業中にあんまり頭に入ってこなく、理解が追い付かないまま授業が終わっていくことが結構ありました。
その結果、復習に時間がかかってしまい、なおかつ授業時間も無駄にしていました。
短答3回目の時にようやく、webで1.2倍速とかの倍速機能を使って受講したほうが効率いいのではないか、テキストをいちから自分で読んだ方がわかるし、その方が効率いいのではないかと思い、企業法の授業に関しては通学するのをやめ、教室の授業にあわせてwebで受講⇒復習をしていました。
web受講のメリット
メリット
・倍速機能で時間の短縮(その分復習に費やせる)
・分からないことがあったら、すぐ巻き戻して再度聞くことで理解しながら受講できる
・家で勉強している人は通学時間も勉強に充てられる
web受講にすることによって上のメリットがあるので、真面目に教室で授業を受けることが、返って損ということもあります。
「今回の企業法の授業あんまり理解できなかったなあ、復習頑張らないと!」と思っている方、授業3時間分とプラスでかかる復習時間は、ほかの科目の復習等に充てられますよね?
web受講も考えて、どの方法が時間を効率的に使うことができるか考えてください。
問題集を解く
短答式試験の企業法はひたすら暗記です!!でもただ暗記するだけではないです。なので、問題集の答えを暗記するのでは全く意味ないです。
重要なことは、条文の趣旨を覚えたり、答えに行きつくまでの思考プロセスを暗記することです。やり方は、問題集をやる際に意識して、必ずテキスト、条文に戻ることです。
はじめは時間ないし、そんなことやる意味あるの?と思いますよね?当時の私も思っていたので、問題集をぐるぐる回すことだけをやっていました。
でも問題集を解くことだけで終わってしまうと、同じ問題が出ればいいですけど、試験はそんなに甘くなく、同じ問題が出ることは少ないです。
見たことのない問題に対応するためにどうすればいいか?それは、条文の趣旨や、問題集の問題を解くときの答えに行きつくまでの思考プロセスを頭にたたきつけることです。
そうすることで、見たことのない問題でも、趣旨からするとこうだからこの選択肢違うなというのが分かるようになります。
だから、問題集をやるときにテキストと条文を読むことが重要になるんです。目安は、次の授業を受けるまでに最低1回、時間をおいてもう2回できたら、直前期にあわてないです。
実際に行った問題集
・予備校の問題集
・市販の肢別問題集
この市販の肢別問題集がかなり優秀で、試験でも出ます。
予備校の問題集だけでもすごいボリュームですが、こちらの肢別問題集も時間の許す限りやってください。
私もこの肢別問題集と予備校の問題集をぐるぐる回転させて記憶の定着を行っていました。使う価値めちゃめちゃあります!
短答答練
短答答練の勉強方法は、問題集を解くときの勉強方法と同じで、必ずテキストと条文に戻り、正解に行きつくまでの思考プロセスを1回1回考えながら、復習してくだい。
テキストと条文に戻ることにより、そのうち、よく見る条文は覚えてくるので、
「この条文にはこういうことが書いてあって、あの条文にはあれが書いてあって趣旨は何で」というのが条文を見ることなく思い出せるようになります。
ここまで来たら、見違えるほど、企業法の点数は伸びます!
1問あたりの復習時間は相当長くなりますが、急がば回れでこの方法で是非勉強してください。
論文式試験の時もかなり役立ちますので損はないですし、受かっている人は必ずと言っていいほどやっている勉強方法です。
直前期の過ごし方
直前期はとにかく問題集と答練をぐるぐる回して、記憶の定着を促します。
問題集なら1日100問(できない日は50問)、答練なら1日半回分と決めてやっていました。
テキストを1からまんべんなく読むことはしていなく、問題集、答練に合わせて読んでいました。
あまりいないかもしれないですが、私は1日、全科目やるスタイルだったので、毎日12時間の勉強時間の中で企業法は3時間くらいやっていました。
この直前期の時期でテキストと条文に全部戻りながらやると時間が足りないので、重要なことはある程度直前期には暗記できている状態であることです。
でないと問題集1日100問、答練半回分、テキスト、条文までで3時間では絶対できないです。
むしろこれができれば確実に短答式試験の企業法では70%は余裕で超えると思います。
おわりに
短答式試験の企業法の勉強方法について書きましたが、重要なことは、問題から必ずテキストと条文に戻り、正解に行きつくまでの思考プロセスを1回1回考えながら、復習することです。
間違ってもテキストを1から読んで問題集を解くスタイルの復習はやめてください。
最初の1回はそれでいいですが、2回目、3回目の復習でもずっとテキストから問題集だけやるという復習方法はおすすめしないです。
問題集から考える勉強方法を企業法の最初の授業から続ければ直前期に企業法ができないということにはならないはずです。
直前期は時間がないので、直前期からやろうとしても、パンクするだけです。
記憶の定着度合いは人によって違いますが、授業を受けた直後から記憶の定着を意識して複数回、復習を行ってください。
【参考】財務会計論の勉強方法は別の記事で書いていますので、興味ある方は是非見てみてください。
合格者による公認会計士試験の勉強方法【短答式試験 監査論編】
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